About

*

【406号】イリーコーヒーがマリオットマーキスを販路に選ぶ理由とは?

◎本日のニュース

1)見出し 
Illy’s Hotel Business Serves Up Challenge to Starbucks



IMG_0214

2)要約
高級イタリアンコーヒー会社であるイリーコーヒー社は、
ターゲットである富裕層向けに高級ホテルを販路として活用し、
スターバックス社と対抗しようとしている。

過去2年間、

アメリカの多くのカフェと独占的契約を締結してきたが、
ここにきて、ホテルとの契約に力を注いでいる。


この理由は、高級ホテルで商品を提供することにより、
商品の差別化が図れ、独自性を出すことができるからである。
また、ホテルでイリーコーヒーというブランドが好きになれば、
他の販売チャネルでの販売にもつながると読んでいる。

3)キーとなる英文
IllyCaff? SpA, the upscale Italian coffee company, hopes to
make further inroads onto Starbucks Corp.’s turf by serving
coffee to well-heeled travelers in upscale hotels.

4)キーとなる英文の和訳
高級イタリアンコーヒー企業であるイリーコーヒー株式会社は、
高級ホテルで富裕層に自社コーヒーを提供することにより、
スターバックスの牙城に食い込もうとしている。

5)気になる単語・表現
SpA 名詞 (イタリア)株式会社
make inroads into   自動詞区  ~に食い込む、~を侵害する
turf    名詞 芝土
well-heeled 形容詞    金持ちの、富裕な

6)今日のヒント
イリーコーヒーは、そのブランドロゴを見たことがあるが、
まだ飲んだことがない。輸入食材店やソニープラザだったと思う。
ロゴや露出方法を見ると、イリーコーヒーが比較的高所得のコーヒー通を
ターゲットにしていることがわかる。
www.illy.com/wps/wcm/connect/it/illy/ (本場イタリア語のサイト)

この高所得でコーヒーの味にうるさいターゲットに
リーチする方法として取ったのが、高級ホテルで販売するという方法。
この方法によって、ターゲットを明確に絞ることができる。
例えば、今年10月にオープンしたJWマリオットマーキスマイアミ
(マリオットインターナショナル傘下)のプールサイドバー、ロビー、
レストラン、バンケットルームでイリーコーヒーは提供されている。

さらに、高級ホテルで提供することによって、
ホテルのブランドによってイリーブランドをより高める効果がある。
他のブランドのように比較的多くの場所で飲めるのではなく、
高級ホテルでしか飲めないとなると、
「○○ホテルで提供されているコーヒーブランド」という
独自性を確立できるだろう。このブランドが差別化となり、
価格が高くとも売れる。

このように、イリーコーヒーが高級ホテルを販路として選ぶ背後には、
ターゲットへの確実なリーチとブランドの強化という戦略を
読み解くことができる。販路は確立するまで大きなコストがかかるためか、
一度出来上がると惰性で販売を続ける傾向にある。
しかし、販路を間違えれば、考えもしないターゲットに販売することになり、
価格競争に巻き込まれる可能性が高くなる。
今の販路が自社が設定するターゲットに合致しているか、
さらに自社ブランドの強化に繋がっているかを、定期的に確認することが重要だ。

***************************
《今回のヒントのまとめ》                                            
▼イリーコーヒーは、ターゲットである富裕層向けに、
高級ホテルでの販売を強化している。具体的には、
ホテル内のレストラン・カフェ・バンケットルームで
自社ブランドコーヒーを提供している。

▼高級ホテルで販売することによって、
ターゲット層に確実にリーチできるだけでなく、
高級ホテルのブランドによって自社ブランドを強化することができる。
「○○ホテルで提供されているコーヒーブランド」という認知が高まるからだ。

▼このように、適切な販路を選択すれば、
ターゲットへ確実にリーチでき、さらにはブランドを強化できる。
今の販路が適切かどうか、定期的に確認することが重要だ。

***************************

6)おすすめ商品・サービス

◎インフォ麺ション⇒ 訪問人数22人↑
麺の口コミ・情報サイトです。
最新の掲載商品は、
4979674010645 矢内食品 佐用 焼うどん2食

です。
インフォ麺ション
⇒ blog.livedoor.jp/informention
※新規事業を始めるにあたり、このサイトをどのように行うか
近いうちに決めなければなりません。

編集後記
こんばんは、高尾です。
外出時にはよくカフェや喫茶店を利用するのですが、
最近はもっぱらドトールが多いです。
というのも、溜まったTポイントが使えるから。
また、ドトールは仕事で利用する人が多く、

静かでモチベーションが上がるのも気に入っている点。
もちろん、コーヒーの安さや店舗の多さも影響しています。
イリーコーヒーのターゲットとは違うようですが、いつか飲んでみたいです。

高尾亮太朗のfacebook⇒ www.facebook.com
(アカウントは、ryotarotakaoです。)
高尾亮太朗のツイッター⇒ twitter.com/ryotarotakao
高尾亮太朗の公式サイト⇒ ryotarotakao.com
今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。
感謝・感謝・感謝です!

ご質問・ご相談・ご感想がございましたら、ご連絡ください。
⇒ tryotaro1975@aol.com

メルマガ相互紹介を希望されるメルマガ執筆者様は、ご連絡お願いします。

私もごく少ない部数の時に、
いろんなメルマガ執筆者様に助けていただきましたので、
今回は私が恩返しします!

メルマガ相互紹介に関する連絡先はこちら
⇒ tryotaro1975@aol.com

今日の反省などについては、このブログを
⇒ ameblo.jp/caferics/

メルマガ連動のブログサイトを作りましたので、
できればコメントお願いします。
wsj.jugem.jp/

当メルマガの情報については万全を期しておりますが、内容を保証するもの
ではありません。これらの情報によって生じた、いかなる損害についても、
補償はいたしかねますので、ご了承ください。

また、当メルマガでは広告も誌面の一部として、読者様に有効であると
思われるものを厳選しておりますが、内容については当方で責任を負える
ものではございません。ご配慮の上ご利用頂けます様お願い申し上げます。

ad

関連記事

新着記事

コメント/トラックバック

トラックバック用URL:

この投稿のコメント・トラックバックRSS




管理人にのみ公開されます

*

ad

PAGE TOP ↑