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【458号】AR技術は、企業のコミュニケーション力の差をより明白にする。

※東日本大震災で被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。
また、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。

◎本日のニュース

1)見出し 
Why Smartphones Can See More Than We Can

【出典】
http://goo.gl/kzi8o

Hallmark Augments Reality

 2)要約
今、AR技術がアツい。
その理由は、AR技術を使えるスマートフォンなどの機器が、
普及しているからである。
2009年にAR技術を使ったアプリが登場したばかりであるが、
今では数百にも昇る。

AR技術とは、現実世界の代わりとなる
バーチャルリアリティとは異なり、
現実世界や現実の物体に、
コンピューターで作られたグラフィックや音声・動画など
を加える技術である。
スマートフォンのアプリを起動し、
付属のカメラから現実のモノを覗くと、
AR技術を楽しめることができる。

今では、現実のモノに決まった情報を加えるだけでなく、
スマートフォンに搭載されたGPSや加速度計などを使って、
リアルタイムな情報を提供できる。
広告に利用する企業も出てきている。

さらに、フェースブックアカウントを
レンズ越しの人に加えるなど、
ソーシャルメディアとの相性も良い。

3)キーとなる英文
Not to be confused with virtual reality,
which substitutes a simulated world for
 the real thing, AR takes a live view of
 the real world and/or a real object and
 adds computer-generated graphics or sounds
 that appear as if they're right in the scene.

4)キーとなる英文の和訳
現実の代わりに作られた世界を用いる
バーチャルリアリティとは異なり、
ARは、現実世界と(または)現実のモノを実際に見て、
コンピューターで作られたグラフィックや音声を
まるでその場にあるかのように加える。

5)気になる単語・表現
be confused with	形容詞	~と困惑する
substitute A for B	他動詞句	Bの代わりにAを用いる
take a view of	他動詞句	~を観察する、~を見渡す

※直訳すると、「現実の物の代わりに作られた世界を用いる
バーチャルリアリティと困惑せず、
ARは現実世界と(または)現実のモノをその場で観察し、
まるでその場にあるかのようにコンピューターで作られた
グラフィックや音声を加える。」

6)今日のヒント
ARとは、仮想現実(Argument Reality)と呼ばれる。
簡単にいえば、AR機能を備えたカメラ越しに現実を見ると、
現実にはない絵が飛び出たり、音が流れたり、
モノが動いたりする。
AR技術で思い出すのは、
iPhoneアプリのセカイカメラ。
セカイカメラがリリースされた時は、
すぐにダウンロードし、ワクワクして使ったのを
覚えている。

この記事では、AR技術を使ったサービスを
いくつかに分けている。
1.より身近なもの:フロントガラスに表示された
速度などの情報(BMW7シリーズなどの自動車)、
テレビ中継で目にするスタジアムの広告
(実際にはスタジアムに掲示されていない。)
2.現実のモノに付加:特定の建物をカメラで撮影すると
近くのお店を検索(グーグルゴーグル)、
長方形の紙をカメラで覗くと恐竜などが出てくる
(ニンテンドー3DS)、
カードをカメラで覗くとキャラクターが動く
(ホールマークのカード)
3.広告:自分の顔にマスクやヘアスタイルを
合わせられる(ARマジックミラー)、
自動車を運転しているかのごとく楽しめる(ボルボS60)、
PDFを印刷してカメラにかざすとカメラの3D画像が
飛び出て機能を楽しめる(オリンパスPEN)
4.ソーシャルメディア:カメラ越しに友人の写真を見ると
フェースブックアカウントが付けられる
(ビュードルソーシャルカメラ)

これらに共通するのは、
AR技術を使えば、現実のものに情報を付加できる。
ということ。これまで、スペースが小さかったり、
文字や画像しか掲載できなかったり、
制約のあった現実世界のモノに、
グラフィックや音声・動画などの多くの情報を
付けることができる。さらに、
情報を受け手に伝えるために、
情報発信方法に工夫を加えることができる。
点も見逃せない。
例えば、現実世界で動画を見せるには、
DVDプレイヤーなどの装置が必要になる。
装置が必要になれば、装置を置く場所も必要になる。
しかし、AR技術を使えば、AR技術を使える機器さえあれば、
動画を見ることができる。
ほとんどのスマートフォンにはAR技術を活用できるので、
スマートフォンの普及はAR技術のハードルをさらに低くする。

つまり、発信するコンテンツと発信方法が、
これまでの制約から外れることになる。
企業による活用を考えてみると、
これまで以上に広告などの情報発信が
容易になることを意味する。
情報発信に力を入れる企業とそうでない企業の差が、
これまで以上に付くだろう。

ちなみに、食関連業界でのAR技術の活用を考えてみると、
1.加工食品のパッケージに組み込んで、
調理方法などの動画を付加する。
2.パッケージに組み込んで、
消費者キャンペーンへの応募を
その場でできるようにする。
3.メニューに組み込んで、
シェフのメッセージ動画を付加する。
など、消費者との接点をより密にさせる利用方法はたくさんある。

AR技術に限らず、スマートフォンや
タブレットPCの普及やIT技術の発展によって、
コミュニケーションのハードルはどんどん低くなるだろう。
企業活動に関して言えば、ハードルが低くなればなるほど、
顧客コミュニケーションの差が業績の差に
大きく影響するようになるのではないか。

***************************
《今回のヒントのまとめ》

1)仮想現実を意味するARの技術を使うと、
現実世界にグラフィックや音声・動画などの
情報を付加することができる。

2)この技術により、
これまで存在していたスペースの制約や
表現方法の制約が取り除かれることになる。

3)企業から見れば、
顧客とのコミュニケーションが
よりしやすくなることを意味するが、
逆にコミュニケーションへの熱心さが
業績に影響することも意味する。

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 6)おすすめ商品・サービス 

◎Winecarte 簡単ワインの選び方
一番新しい記事は、

ムートン・カデ・ルージュ2008(Mouton Cadet Rouge 2008)
http://wine.ryotarotakao.com/archives/797
です。
更新ができておらず、すいません。
(それほど忙しいわけではないのですが…)
最近、ワインを勉強しています。
それをアウトプットする意味でも、
ワインのサイトを始めました。
焦らず少しずつ作成する予定です。
http://wine.ryotarotakao.com/

編集後記
こんばんは、高尾です。
セカイカメラについて一言。
使い始めた時は、その先進さにびっくりしたのですが、
その後が続かなかった。
すぐに使わなくなりました。
現実世界にメッセージの入ったタグを埋め込むという
サービスなのですが、そのメッセージが少なくつまらなかった
(鮮度も低かった)のが、その理由だと思います。
今ではどうなのでしょうか?
スマートフォンを持たなくなったので、わかりません。
使っている方がおられましたら、教えてください。

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今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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