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【1034号】実店舗型小売企業がアマゾンのマーケットプレイスをマネする理由とは?

Amazon.com

 

 

※火曜日は簡易版に変更しました。

◎本日のニュース

1)見出し

Amazon.com’s Marketplace Concept Spreads to Other Retailers

 

 

毎週火曜・土曜の18時、メルマガにて配信。

(サイトへの掲載は、翌日以降です。)

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2)ビジネスのヒント

実店舗型小売企業が、通販サイトにアマゾンのマーケットプレイスに似た仕組みを導入しています。記事で紹介されているのは、クレイト&バレル(日用雑貨小売)、サックス・フィフス・アベニュー(高級百貨店)、ロード&テイラー(老舗百貨店)、ウォルマート・ストアーズ、メイシーズ(百貨店)。アマゾンのマーケットプレイスの特徴をまとめると、次のようになります。

 

【アマゾン・マーケットプレイスの特徴】

  1. 通販サイトで、外部販売者(サードパーティー)の商品を掲載・販売
  2. 在庫管理・出荷業務は、サードパーティーが実施

 

1について、通販サイトをサードパーティーに公開して、サードパーティーが自社商品掲載・販売できるようにしています。これにより、通販サイトは品揃えを増やすことができます。

 

2について、ただし在庫管理・出荷業務は、通販サイトが行うのではなく、サードパーティーが実施。よって、通販サイトを運営する企業には、在庫を抱えるキャッシュ負担・スペース負担がありません。

 

実店舗型小売企業が、マーケットプレイス手法を導入する理由をまとめると、次のようになります。

 

【実店舗型小売企業が通販サイトでマーケットプレイス手法を導入する理由】

  1. ネット通販専業企業に対抗するため
  2. 品揃えを強化することで、ブランドロイヤルティを高め、リピート利用を増やすため
  3. 追加コストゼロで売上増が見込めるから
  4. 比較的簡単にマーケットプレイス手法を導入できるITプラットフォームがあるから

 

1について、アマゾンやイーベイなどのネット通販専業企業は、販売商品の多くをサードパーティーの販売に依存しています。だからこそ、豊かな品揃えを可能にしているのです。ネット専業に対抗するために、同じ手法を採用しているのです。

 

2について、品揃えが豊富になると、何かを購入する時にまずその通販サイトを訪問しようとします。そこで目当ての商品が見つかれば、よく知るそのサイトで購入します。たとえサードパーティーの販売品であっても、購入者はその通販サイトから買ったと考えがち。よって、品揃え強化は、ブランドロイヤルティを高める効果が期待でき、リピート利用を増やしてくれるのです。これは、もちろん収益向上に大きく寄与します。

 

3について、マーケットプレイス手法では、通販サイトに在庫コスト・管理コスト・出荷コストが発生しません。つまり、固定費がほとんど掛らないビジネスモデルなのです。よって、収益貢献が大きくなります。

 

4について、通販サイトをサードパーティーへ比較的簡単に公開できるソフトの存在も、マーケットプレイス手法の導入を加速させています。レブカスケードという企業が開発するITプラットフォームが、数多くの通販サイトとサードパーティーをコネクトさせています。

 

ただし、マーケットプレイス手法の採用にも課題があります。それは、サードパーティーの不手際により、通販サイトを運営する小売企業のブランドが毀損されかねないということです。例えば、偽物の販売や不適切な梱包があれば、たとえサードパーティーが販売した商品であっても、購入者はその通販サイトから買ったという認識のため、その通販サイトへのロイヤルティは大きく低下します。

 

【注目点】

  1. ネット通販では、豊富な品揃えがブランドロイヤルティに直結する
  2. 小売業界でもそのブランドが集客・販売を大きく左右する

 

1について、ネット通販では品揃えがサイト訪問を大きく左右します。つまり、豊富な品揃えであれば、購入したい物があった際に、まずそのサイトを訪問して検索してくれるのです。だから、ネット通販では品揃えの豊富さは非常に重要であり、成功を左右する大きな要素でもあるのです。

 

2について、サードパーティーが大手有名チェーンの通販サイトで販売するのは、そのチェーンのブランドロイヤルティが高いからに他なりません。ブランドロイヤルティが高ければ、大きな集客・販売が期待できるのです。小売業界も、ブランド競争に突入しているのです。例えば、イオンが子会社のダイエーの商号をイオンに切り替えているのも、ブランドを統合することにより、ブランドロイヤルティの向上を目指しているからです。

 

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《今回のヒントのまとめ》

実店舗型小売企業が、通販サイトでアマゾンのマーケットプレイス手法を採用しているのは、品揃えがブランドロイヤルティ向上に寄与すると考えているからである。

在庫管理・出荷業務など固定費がほとんど掛らないマーケットプレイス手法は、収益にも大きく貢献する。

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7)おすすめ商品・サービス

◎最近見つけた気になるもの

最近、携帯電話(もちろんガラケー)を買い換えました。

正確には、故障したので交換してもらったことになります。

この時に役立ったのが、auの安心ケータイサポートプラス。

昔の安心サポートに入っていた(すっかり忘れていました)ので、ショップですぐに切り替えられ、3000円ほどで新しい携帯に交換してもらいました。

もう5年以上使っている携帯だったので、ボロボロ。

近々買い換えを検討していたので、本当に助かりました。

ただし、機種は廃盤になっていたので、指定機種(しかも指定色)でしたが。

まぁ、使えればいいので、問題ないです。

ちなみに、料金は月額380円+税。

高いと言えば高いですが、酷使する人や仕事などでどうしても四六時中必要な人には、適していると言えるでしょうね。

www.au.kddi.com/mobile/service/after-service/support-plus/

ちなみに、交換後の商品は、マーベラ2の白です。

 

楽天では周辺品しか販売されていませんので、少し古い機種になりますね。

 

 

◎ウォール・ストリート・ジャーナルで学ぶ英単語

WSJメルマガを始めてから、7年経ちました。

この7年間でわかったことがあります。

読む上で知っておくべき単語さえわかれば、

大まかな内容はわかるということ。

備忘録の意味でも、調べた単語をサイト上にアップしています。

今後、メルマガとしてスピンアウトする予定にしています。

english.ryotarotakao.com/

 

◎Winecarte 簡単ワインの選び方

ワインカルテを作る時にいつも感じるのは、

ワインの情報を探すのが大変ということ。

公式サイト・通販サイトをいくつかあたって、

作っています。

wine.ryotarotakao.com/

 

編集後記

風邪薬を飲んでいる関係で、最近晩酌する機会がめっきり減りました。

代わりに、食後にいろいろ業務・勉強ができるのは本当に有意義です。

酒を飲まない生活も、いいものですね。

 

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今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。

感謝・感謝・感謝です!

 

 

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私もごく少ない部数の時に、

いろんなメルマガ執筆者様に助けていただきましたので、

今回は私が恩返しします!

 

 

 

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