stir	他動詞	～を動かす
kinetic	形容詞	運動の
undulate	自動詞	波のように動く
oblige	自動詞	好意を示す；要望に応える
purr	自動詞	ブーンと快調な音を立てる
log	他動詞	～を記録する
coax	他動詞	～を引き出す
derriere	名詞	お尻
spin	名詞	自転車などの走り
nag	他動詞	～にうるさくせがむ
shell out	他動詞句	（金）をしぶしぶ出す
dumb	形容詞	無口の；馬鹿な
address	他動詞	（困難な状況・問題など）に立ち向かう、～を対処する
feeble	形容詞	弱い；効果のない
sit/stand desk	名詞	着席・起立机
slump	自動詞	もたれかかる
portion	名詞	一部；分け前
subtlety	名詞	微細さ；巧妙；鋭い考え
beep	自動詞	ビーという音
stuck	形容詞	抜け出せない
interminable	形容詞	果てない；長々と続く
whisper	自動詞	ささやく
explicit	形容詞	明白な
heave	自動詞	上下動を繰り返す
say-so	名詞	許可
strangle	他動詞	～を挟む；～を絞め殺す；～を抑える
gear	名詞	伝動装置
virtue	名詞	美徳；長所
wear	他動詞	～をすり減らす；～を疲れさせる
crutch	名詞	支え；松葉杖
tangle	他動詞	～を巻き込む；～をもつれさせる
credit	名詞	単位；掛け、信用貸し
borderline	形容詞	辛うじて認められる；境界線上の；はっきりとは決めがたい
make out a case	他動詞句	自分の主張の正しさを証拠立てて述べる
loaner	名詞	代替品
steal	名詞	掘り出し物

※記事全体から、重要単語をピックアップしました。

6)ビジネスのヒント

今回取り上げたのは、テクノロジーコーナーの記事。IT関連のニュースが多いので、ざっと読むことが多いのですが、今回はヘルシーニーズとも関連する商品だったので、取り上げました。

記事で紹介されているのは、スター・キネティック・M1（略してM1）という立ち座り両用机。通常、椅子に座って使う机が主流ですが、アメリカには机の高さを調整できる立ち座り両用机も結構多いようです。M1は、単に立ち座り両用机だから注目されたのではなく、自動的に机の上下に昇降するというスマートな機能がその特徴です。

M1の特徴をまとめると、次のようになります。

【M1の特徴】

自動的に机が上下に動く→意志に関係なく、長時間の着席を回避
ゆっくり昇降する→仕事に集中できる
人がいる時だけ稼働→ヒートセンサーで人を察知
机についたタッチパネルで好みの高さに調整可能→2回目以降記憶するため調整不要
電源コンセントは机の後ろに設置→上下動の邪魔にならない

これらの特徴からなんとなく想像が付くかと思います。要は、人がその机を使えば、その人を察知し、自動的に上下動をゆっくり繰り返すのです。この机の昇降に応じて、人も起立・着席を繰り返さざるを得なくなるのです。

M1の優れた点は、以下の通り。

【M1の優れた点】

意志の強さに関係なく、着席・起立させてくれる
ゆっくり動くため、無造作に対応できる

1に関して、自分で机の高さを調整する立ち座り机の場合、30％の人しか1週間に一度以上高さを変えないというデータがあります。一方、M1の場合は、利用者の95％が一日必ず立っています。このデータが示すように、人間は意志が弱いのです。だからこそ、自動的に高さが変わるM1は、意志の弱さを克服してくれるので、優れているのです。

2に関して、M1はブザーが鳴って昇降するわけではありません。まるで、囁く息のように、数秒に約1インチ上昇するので、利用者は高さの変動に無造作に対応できます。その結果、仕事に集中できるのです。この「微妙な変動」こそ、M1の大きな長所なのです。

これら2点は、他の商品にも適応可能でしょう。フィットネスクラブや塾など人は意志の弱さを克服するのにお金を払うもの。無造作に意志の弱さを克服できれば、売れる可能性は高まるのではないでしょうか。

最後にヘルシーニーズについて。記事によると、一日3時間以上着席すると、寿命が2年も縮むとのこと。だからこそ、立ち座り机が注目されているのかもしれません。仕事をしながら、より健康的になれるとなれば、一石二鳥。だからこそ、仕事・オフィスでのヘルシーニーズは、今後注目すべきテーマなのかもしれません。

それにしても、2990ドルは高い。記事では、1週間に2回の高級ジョギングクラスに一年間通う費用と同じとのこと。ジョギングと同じ効果が見込めれば、時短につながるので馬バカ売れするかもしれないですね。

Stir Kinetic M1

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《今回のヒントのまとめ》

スター・キネティック・M1は、人の存在を察知し、自動的に机が昇降することで、長時間の着席を回避してくれる。好みの机の高さは最初調整するが、二回目以降は記憶してくれる。
大きな長所は、意志の強さに関係なく自動で昇降する点と、ゆっくり昇降することで無造作に対応できる点である。後者は、仕事への集中を可能にさせてくれる。
フィットネスクラブや塾など、意志の弱さを克服してくれるサービスは多い。これを無造作に克服してくれれば、プレッシャーを感じずに目標を達成できる。だからこそ、高くても売れる可能性がある。
一日3時間以上の着席は、寿命を2年縮小させるリスクがある。仕事をしながらこのリスクを軽減してくれるからこそ、M1は注目されている。
仕事とヘルシーニーズを両立できれば、時短効果が期待できるので、大きな需要が期待できるのではないか。

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