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【352号】古い建造物のリノベーション活用、その利点と欠点。

◎本日のニュース

1)見出し
Entrepreneurs Make Use of Odd Spaces

2)要約
古い建物をリノベーションして、これまでとは違った
用途に使って新事業を始めることがある。

この利点として、建物の際立った特徴と古い歴史が、
新事業に新たな魅力を与えることが挙げられる。

また、廃業や移転などが増えているので、
物件が安く手に入ることも大きな利点である。

一方で、高くつくリノベーションコストや、
規制などの欠点があり、また、歴史が逆に不利に
働くこともある。

3)キーとなる英文
“The character and history” of the property definitely
make the business more marketable.

4)キーとなる英文の和訳
不動産の特徴や歴史が、そのビジネスの市場価値を
より高めることは明白である。

5)気になる単語・表現
property        名詞      不動産、資産
definitely      副詞      明確に、確かに、
marketable      形容詞     市場向きの、よく売れる

6)今日のヒント
リーマン・ショック以降、リスクマネーが
安全資産に逃避した結果、不動産価格が下落している。

この影響として起こったのが、今回取り上げた
古い建造物のリノベーションである。

この不動産の活用は、別の側面もあるだろう。

それは、街全体の活性化につながるということ。

例えば、これまで拘置所だった建物がホテルになれば、
拘置所のあった土地全体に人が増え、そこで新たな
商業が生まれる可能性がある。

日本でこれを当てはめれば、シャッター通りとなった
商店街の空き店舗を、小売店以外の新しい用途で使えば、
商店街に人が増えることにつながる。

今回の事例で面白かったのは、過去の用途が
新事業に新たな魅力を与えるという点。

例えば、以前ローラースケート場だった建物が小売店となると、
「前はローラースケート場だった」という歴史がこの小売店の
新たな付加価値(差別化)になる。

単に、不動産価格が安いというだけに着目するのではなく、
その歴史の古さを武器にする。

店舗ビジネスの新たな付加価値のつけ方と言えるだろう。

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《今回のヒントのまとめ》
▼アメリカでは、新事業を始める際に、
古い建物を別の用途で使うことがある。

▼この利点として、物件が比較的安く手に
入るということが挙げられるが、古い歴史が
新たな魅力を与えてくれる点にも注目したい。

▼歴史の古い建物をリノベーションして店舗を開く際に、
その歴史の古さや特徴で新ビジネスを差別化することは、
店舗ビジネスの新たな付加価値のつけ方と言えるだろう。

▼一方、リノベーションコストの高さ、規制、
歴史の悪影響などの欠点があることも、忘れてはならない。
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編集後記
こんばんは、高尾です。
今週から、facebookに力を入れるようになりました。
なぜだかわかりませんが、最近ツイッターのTL
(タイムライン)でfacebookの話題が多いんですね。
さらに、facebookをビジネスに活用しようという
動きも活発化している模様。
まだまだわからないことが多いですが、
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