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【378号】タッパーウェアブランズ株が有望な理由

◎本日のニュース

1)見出し

Tupperware Seals Return

2)要約
消費の節約志向が強い経済状況のため、
コルゲート・パルモライブやP&Gなどの
消費財を製造・販売する企業の株価は下落している。

一方、食品保存容器や化粧品の製造・販売をする
タッパーウェアブランズ社の株価は、有望とされている。
その理由は、小売店での熾烈な価格競争に苦しむ企業と異なり、
タッパーウェアブランズは、高級製品を外交セールス員による
直販にて販売しているからである。
さらに、

アメリカでは1950年代に流行ったタッパーウェアパーティーが復活しており、
この販売機会の増加が売上上昇に寄与している。
また、新興国での売上増加率は、同業他社を凌ぐ。

現在の株価は、ユーロ安やロシアでの粉飾決算というネガティブな影響で、
低PERのまま推移している。

3)キーとなる英文
But Tupperware is insulated because it makes higher-end products sold directly through representatives.

4)キーとなる英文の和訳
しかし、タッパーウェアは、高級製品を外交員を通して
直接販売しているので、孤立している。

5)気になる単語・表現
insulate        他動詞     ~を・・・から隔離する
representative  名詞      代表者、外交員

6)今日のヒント
スーパーなどの小売店で価格競争が激しくなる理由を
考えてみると、それは、
◎セルフサービスにより販売されているから
ではないだろうか。
つまり、棚に並べられた製品の特徴や違いを説明する販売員がおらず、
消費者は自分で調べなければならない製品特徴よりも
すぐにわかる価格を頼るようになる。
だから、スーパー側は、売上が見込みやすい価格をいじることに躍起になる。
その結果、競合するメーカーやブランドは、
他社よりも売上を稼ごうと値段を下げようとし、自ら価格競争に突入する。

今回の記事で取り上げられたタッパーウェアブランズは、
タッパーウェアパーティーという直販方法を取っている。
それは、友人を集めたホームパーティーでその製品を使い、
その使い勝手に納得して買ってもらうという販売手段である。
販売員の説明のもと、実際に製品を使いながら、
その良し悪しを判断できるので、消費者からすると大変ありがたい購入方法だろう。
販売側からすると、友人の購入がさらにその友人の購入につながる
というソーシャル的な販売を期待できる。

タッパーウェアブランズがこの販売方法を取る一番大きな理由は、
その価格の高さにあるだろう。つまり、他の凡庸品と同じようにスーパーの棚に並べると、
価格競争に巻き込まれるので、その価格の高さが大きなビハインドになる。
ならば、スーパーというセルフ販売ではなく、
販売員が直接説明できる販売方法を取った方が、
その高価格の理由を説明でき、販売につなげられる。

となると、製品の高い品質ゆえに価格の高い商品は、
セルフ販売に向いていないことになる。
しかし、差別化されたゆえに比較的価格の高い商品も、
セルフ販売をその特性とするスーパーで目にすることが多い。
スーパーの販売力の高さが魅力的に映る気持ちもわからないではないが、
別の販売ルート・販売方法を探る必要があるだろう。

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《今回のヒントのまとめ》
▼タッパーウェアブランズ社の株価が有望なのは、
タッパーウェアパーティーという直販スタイルで高価格品を販売するからである。

▼もし、他の消費財企業と同じようにスーパーで販売されたならば、
価格競争に巻き込まれ、その価格の高さゆえにあまり売上は見込めないだろう。

▼同じように、製品に大きな特徴を持ち価格が比較的高い商品は、
セルフ販売をその特徴とするスーパーではなく、
他の販売ルート・販売方法を取る必要があるだろう。
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編集後記
こんにちは、高尾です。
今日は、これからお風呂掃除・お盆のお供え購入・帰省と大変忙しい一日。
一番の問題は、お供えに何を買うかということ。
考えてみれば、ご先祖様が好きそうなものを買うのが筋のように思えます。
しかし、そうはいかない。
欲しいモノ(せめて欲しいカテゴリーぐらい)をシェアできるサービスがあれば、
どんなに楽だろうかと思います。
こういうところにもニーズが存在するのです。
高尾亮太朗のfacebook⇒ www.facebook.com (アカウントは、ryotarotakaoです。)
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今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。
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