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【409号】蒸留酒メーカーが飲酒量の少ないトルコに注目する理由とは?

◎本日のニュース

1)見出し 
Liquor Makers Eye Turkey


40's are better

2)要約
蒸留酒製造企業は、トルコへの進出に力を入れている。

その大きな理由は、経済が急成長しているために、
消費者の可処分所得が伸びているからである。
トルコ人は、増えた所得をステータスが得られるものや
イメージの良いものに使う傾向が強く、
ジンやウォッカなどを使ったカクテルは
その特性に合致するとしている。

しかし、トルコでの蒸留酒販売には問題もある。
それは、高い酒税や広告規制であり、
またお酒の飲み方やカクテルの作り方を
知らないという認知の低さも、大きな問題となっている。

これらの問題に対して、蒸留酒メーカーは、
ホテルやレストランへの小型バーの出店や、
カクテルの作り方など飲食店の店員への教育、
消費者への無料提供など、認知を高める努力をしている。

これらの販売努力により、
蒸留酒メーカーのトルコでの売上は急増している。

3)キーとなる英文
Tapping nontraditional markets while established regions
stagnate is a strategy that other industries are also
pursuing, and the challenges that liquor makers face
in Turkey echo the kinds of dilemmas that those industries
confront as well.

4)キーとなる英文の和訳
認知が確立した地域での売上が停滞する中、
これまで販売してこなかった市場を開拓することは、
他の産業も取る戦略である。
また、蒸留酒メーカーがトルコで直面する問題は、
他産業も抱えるジレンマと通じるものがある。

5)気になる単語・表現
tap     他動詞     ~を開発する
stagnate        自動詞     よどむ、沈滞する
echo    他動詞     ~を思わせる

6)今日のヒント
強いお酒をあまり飲まないトルコに、
蒸留酒企業が売り込みを掛けるのは、
その将来性が大きいからである。

トルコの経済成長率は、今年第二四半期で約10%を記録した。
(昨年同期比)新興国の中でもトップレベルだろう。

また、人口の平均年齢が低いという点も見逃せない。
若年層が多いことは、経済成長余力の大きさを示す。
つまり、まだまだ経済が成長する確率は高い。

さらに、若い人は、新しい文化を比較的受け入れる点も大きい。
特に、

蒸留酒などのアルコール率の高いお酒を飲む文化のないトルコでは、
蒸留酒やそれを使ったカクテルを飲んだことのない人が多い。
だから、蒸留酒を販売するには、
まずは蒸留酒やカクテルとはどんな味をするか、
から伝える必要がある。比較できる商品が無い物を売ることは、
極めて難しい。よって、新しい文化を受け入れやすい若い人が多いことは、
蒸留酒メーカーにとっては、販売見込みの大きさを示すことだろう。

このように、飲食する文化が無い物を販売することは、
骨の折れるような販売努力が必要であるが、
条件が整えば可能となる。その大きな条件として、
総人口に占める若年層の大きさは大きな意味を持つだろう。

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《今回のヒントのまとめ》                                            
▼強いお酒を飲む文化のないトルコに、
蒸留酒メーカーが注目している。

▼文化面以外にも、酒税の高さや広告規制などの問題もあるが、
それでもトルコでの販売を進めるのは、
将来の販売増が期待できるからである。

▼その大きな理由は、経済成長率の高さであるが、
若年層が多いという面も見逃せない。若い人が多いと、
今後の大きな経済成長が見込めるだけでなく、
新しい文化を受容しやすい。

▼総人口に占める若年層の割合の高さは、
飲食する文化がないモノを販売する大きな条件だろう。
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編集後記
こんばんは、高尾です。
今回の記事は、少しベトナムを意識して書きました。
ベトナムも、トルコに匹敵するほど経済成長率が高く、
さらに若年層も多い。
だから、日本食が売れる余地はまだまだあると思います。
ただ、日本食を大きく広めるには、
蒸留酒やそのカクテルのような「ステータス」
「イメージの良さ」が必要になることでしょう。
ベトナムの所得の低さも、販売を阻害する要因でもあります。
ベトナム同様親日国であるトルコも、
日本食の消費地として注目したいと思います。

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