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【457号】スマートショッピング、店舗販売にネット通販の利点を取り入れる。

※東日本大震災で被災された方に、心よりお見舞い申し上げます。
また、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。

◎本日のニュース

1)見出し 
Check Out the Future of Shopping

【出典】
http://goo.gl/rO5Zq

Super G - Wilmington, DE

2)要約
スマートフォンのような機器が、
スーパーマーケットに登場し、
この機器が買い物客・お店双方に
メリットを提供している。

この機器はスキャンイットと呼ばれ、
スーパーマーケット大手のアホールドUSA社の一部店舗で
導入されている。
スキャンイットを使えば、
カゴに商品を入れる時に消費者自らがスキャンをし、
レジではお金のやり取りを行うだけである。

スキャンイットが消費者にもたらすメリットは、
レジでの待ち時間を短くできることである。

お店側は、消費者がスキャンした時に、
スキャンした商品にマッチした商品のクーポンを
その場で提供できることによって、
より精度の高い販促を行うことができ、
買い物点数を増やすことができる。

スキャンイットの機能は、将来的には消費者の持つ
スマートフォンで行われると予測されている。

3)キーとなる英文
Shoppers like it because it helps avoid an
interminable wait at the cashier.
 Retailers like it because the device
 encourages shoppers to buy more.

4)キーとなる英文の和訳
買い物客がその機器を好むのは、
レジでの長い列を避けることができるからである。
一方、お店がその機器を好むのは、
買い物点数を増やしてくれるからである。

5)気になる単語・表現
interminable    形容詞    果てしない、長々と続く

6)今日のヒント
スキャンイット(Scan It)が導入されたのは、
アホールド(Ahold)USA傘下のストップアンドショップ(Stop & Shop)と
ジャイアント(Giant)というスーパーマーケットの半分の店舗。
これらのスーパーは、アメリカ北東部にある。

記事には写真付きで、スキャンイットが紹介されている。
スマートフォンというよりも、
リカーショップでカートに乗せられたケース入りの
ビールをスキャンする時に使われるスキャナーの無線版。
モトローラ製である。

使い方は次の通り。
1.スーパー入り口でスキャンイットを取り、
カートにスキャンイットを乗せて、買い物を行う。
2.欲しい商品を見つけたら、
カートに載せたカゴに入れる前にスキャンイットでスキャンする。
スキャン後、スキャンイットの画面には
これまでスキャンした商品の合計金額が表示されている。
3.一回の買い物で12回ほどクーポンが発行される。
もちろん、スキャンイットの画面上に。
例えば、コーヒーをスキャンすれば、
コーヒークリーマー(クリープのようなもの)のクーポンが発行される。
4.間違えてスキャンすれば、リムーブ操作をすれば、
スキャンをキャンセルできる。
5.買い物が終われば、セルフレジでスキャンイットに
記録した内容をアップロードして、支払いを終わらせる。

今後、スマートフォンがもっと普及すれば、
スキャンイットの機能がアプリとしてスマートフォンで
行われるようになると予測されている。
実際、アホールドUSA社は、
試験的にiPhoneにスキャンイットのソフトを
ダウンロードできるようにし、
顧客の利用を観察している。
スマートフォンを使った決済で言えば、
スターバックスがすでに採用している。
スターバックスのiPhoneアプリを公開し、
消費者は購入したスターバックスギフトカードの番号を
そのアプリに打ち込む。
店舗で注文後、アプリからバーコードを呼び出し、
レジにてスキャンしてもらう。これで、決済が完了する。

買い物時間の短縮・買い物点数の増加という消費者・
店舗双方のメリットを見れば、
この買物方法がネット通販と似ていることがわかる。
ネット通販の消費者・店舗双方のメリットは、

(消費者のメリット)
商品選択から商品配送手配まで、
店舗に行けずに行える。=買い物時間の短縮
(店舗のメリット)
サイト内のでユーザーの行動(クリックなど)や購入履歴から、
ついで買いする可能性の高い物をその場で提案できる。=買い物点数の増加

であり、スキャンイットによるメリットと同じ。
さらに、スキャンイットを使えば、
レジに割く人員を減らすことができる。
これは、店舗と違い、担当者一人で
ネットショップを開くことができることに通じる。

記事には書かれていないが、
スキャンイットを使った買い物履歴が閲覧できれば、
この前買った商品やいつ買ったかを思い出せなくても、
履歴を見れば知ることができる。
これは、購入履歴を閲覧できるネット通販と同じである。

このように、スキャンイットを使った買い物は、
ネット通販の利点を店舗販売に取り入れたものと言える。
この買物がスマートフォンで行えるようになれば、
これはスマートショッピングと呼べるだろう。
スマートショッピングは、
消費者・店舗双方にメリットを提供するので、
小売業(特に多店舗展開する大手小売業)に
今後広まるのではないだろうか。

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《今回のヒントのまとめ》

1)アメリカのスーパー大手のアホールドUSA社の一部のスーパーで、
スキャンイットが使われている。
この機器を使って、消費者は商品をカゴに入れる時にスキャンし、
レジではスキャン内容をアップロードして決済を行うことができる。

2)スキャンイットのメリットは、
消費者・店舗双方にある。
消費者のメリットは、レジでの待ち時間を減らすという時短効果。
店舗のメリットは、ついで買いしやすい商品のクーポンを
スキャンイットの画面上で発行することにより、
買い物点数の増加を期待できることである。

3)これらのメリットは、ネット通販のメリットと同じである。
ネット通販を使えば、消費者は外出しなくて商品を購入でき、
買い物時間を節約できる。
通販企業は、クリックなどのユーザー行動から
今後ユーザーが購入する可能性の高い商品を薦めることができ、
買い物点数を増やすことができる。

4)スキャンイットを使った買い物は、
リアル店舗にネット通販の利点を取り入れたものである。
スマートフォンでこの買い物が行われれば、
まさにスマートショッピングと言えるだろう。
消費者・店舗双方にメリットがあるので、
スマートショッピングが今後広まる可能性は高い。

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6)おすすめ商品・サービス

◎Winecarte 簡単ワインの選び方
一番新しい記事は、

ムートン・カデ・ルージュ2008(Mouton Cadet Rouge 2008)
wine.ryotarotakao.com/archives/797
です。
更新ができておらず、すいません。
(それほど忙しいわけではないのですが…)
最近、ワインを勉強しています。
それをアウトプットする意味でも、
ワインのサイトを始めました。
焦らず少しずつ作成する予定です。
wine.ryotarotakao.com/

編集後記
こんばんは、高尾です。
今回の記事を読んで、スキャンイットを使いたくなりました。
日本での導入が待ち遠しくなります。
(まだ、どこも表明していませんが。)
ただ、私自身、まだセルフレジも体験したことがありません。
近くのスーパーでセルフレジがないので、
仕方ないことですが。
セルフレジが、万引き件数にどのような影響を与えたのかは、
気になるところです。
知っている方がおられましたら、教えてください。

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今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。
感謝・感謝・感謝です!

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