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【1148号】過度な値引きも消費者には迷惑?

 

low prices

 

※火曜日は簡易版に変更しました。

◎本日のニュース

1)見出し

Retailers’ Latest Pricing Trick? Doing the Markdown Math for You

 

 

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2)ビジネスのヒント

今年のアメリカ・年末商戦は、これまでとは少し違うようです。それは、値付け方法。

 

【年末商戦値付け方法の変化】

(従来)%で年度も値引きを実施

(今年)値下げ回数を減らし、ドルで最終価格を提示

 

なぜこのように変えるかというと、従来の値付け方法では、実際いくらするかがわかりにくいから。何度も何割引きをして、最終いくらになるかを自分で計算しなければなりません。そこで、今年はずばりいくらになるかをドル表示で掲示しています。計算不要というわけです。

 

また、率で割引表示する際も、売場には実際にいくらになるかのリストを掲示しているとか。これでも、消費者は計算不要になります。日本の消費増税の際、どうようの掲示をユニクロが行っていたのを覚えています。

 

わかりにくさ以外にも、変化の理由はあります。

 

【値付け方法を変えた理由】

  1. 消費者にとってわかりにくいから
  2. 値下げ回数を増やしても、売上はあまり増えないから

 

2について、何度も同じことをすると、その効果が逓減することを証明しています。何度も値下げしても、消費者の反応は薄れるばかりで、売上増に寄与しない。ならば、値上げ回数を減らしてズバリ価格を提示して、一気に売り切ろうという狙いです。

 

もちろん、従来通りの値付け方法をする企業も存在します。それは、何度も値下げすることにより、消費者は実際よりも安く感じるから。ある意味トリック的とも言えるでしょう。しかし、それで売れればノープロブレム。

 

ならば、値下げせずにEDLPにしたらいいかと言えば、そう単純でもありません。EDLPでは、その商品の価値がその値段相等になってしまい、お得感がないからです。値下げをやめて失敗したのが、JCペニー。売上が破壊的に下落し、1カ月後には再度値下げを実施せざるを得ませんでした。

 

【注目点】

  1. 消費者にとって計算は大きな負担。
  2. 買物にはお得感は必須。

 

1について、消費者にとって計算とはコストのようです。つまり、自分で計算しなければならないということは、それだけそのモノの価格が高くなることを意味するのかもしれません。お得感を出すつもりが、実はストレス=コストが増えていたというのが現実のようです。

 

2について、価格のみならずお得感がなければ、財布の紐がなかなか緩まないのでしょうか。逆に、値下げや数量限定など、今の取引にお得感があれば、購入に踏み切ります。これは、単に価格上のお得感のみならず、数量・内容でお得感を出すことも可能です。

 

そう言えば、消費増税の特例で、「本体◯◯◯円+税」という価格表示が現在認められています。その場合、「税」部分の金額は、自分で計算しなければなりません。意外にこれで、消費者の購入機会が減っているかもしれませんね。

 

《今回のヒントのまとめ》

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消費者にとっての計算は、コストのようで、その分価格が高く感じられるのかもしれない。

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7)おすすめ商品・サービス

◎最近見つけた気になるもの

キンドルペーパーホワイトのレビューをしたいところですが、まだ2回ほどしか使っていません。

新聞を読みこなすので手一杯のため。

速読法を身につける必要があるかもしれません。

 

編集後記

あけまして、おめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

今年の目標は、もう少しテキパキ動くということでしょうか。

とりあえず、毎日の睡眠時間を最低4時間はキープしたい。

 

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今日も長い記事を読んでいただき、ありがとうございました。

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